北京五輪日本代表への最後のチャンスにかけた井上康生が、準々決勝で破れ北京五輪代表にはなれませんでした。この結果から引退を決意したそうです。2005年1月に右大胸筋(腱けん)断裂の重傷を負い、筋力が70%から80%に落ちてしまい以前のように右手で相手を制御できなくなったそうです。それでも北京五輪代表への夢にかけた井上康生は立派ですね。現役引退して今後は後進の指導にあたるそうです。



東京・日本武道館で29日行われた柔道の全日本選手権で、00年シドニー五輪男子100キロ級金メダルの井上康生選手(29)=綜合警備保障=は準々決勝で敗れ、北京五輪代表を逃しました。


試合後に井上選手は「(進退は)先生方と相談して決めたい」と明言を避けたが、今年に入ってからは「選手として最後の年」と話しており、今大会限りでの引退が確定的のようです。


世界選手権と全日本選手権で3連覇を達成した日本柔道の大黒柱が、畳に別れを告げました。


井上選手は準々決勝で高井洋平選手(25)=旭化成=と対戦。両者ポイントがないまま進んだ終盤、残り10秒で井上選手は得意の内またを出したが、すかされ倒されて相手の「技あり」に。そのまま25秒間抑え込まれ、合わせ技で一本負けを喫したそうです。


「自分の力を思い切り出せた。最後は一本を狙った。得意の内またを返されたのでしようがない」と井上選手。05年1月に右大胸筋(腱けん)断裂の重傷を負い、翌年6月に試合に復帰したが、以前のように右手で相手を制御できなくなったそうです。


父でコーチを務める明さん(61)は「医者からは筋力は以前の70〜80%と言われた」と打ち明けたそうです。






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